スポーツを自分の生活の中にどのように取り入れるかは、100人いれば100通りの答えが返ってきます。
だいたい、やろうとしない人は自らの中で他人と比べて上手いとか、下手だとかということを完結させている場合が多く、だからやりたくない。と言う方向になります。
そこで、理屈としてやらない人にとって「スポーツなんてただ疲れるだけ」という言い方がでてきますが、やる人にとっては素晴らしいストレスの解消法だということになります。
ともあれ、積極的にやらない人でも簡単に出来るのがウォーキング。やってみると清々しい汗をかけるし、20分も歩くと足の裏がジンジンしてきます。これは体内の熱量が燃えている証拠と言っていいでしょう。
さらなる効果は歩いている場所の地名を知り、その意味が理解できるようになりますね。
たとえば、渋谷は道玄坂を下りた谷底に駅があります、宮益坂を上がれば青山。青山を通ってさらに先に進むと赤坂になり、坂ばかりの町になる。そしてその先、麻布あたりを歩いてみるとなんとなく湿っぽい。ここらの小川で麻の布を晒したりしていたのかなぁ、何てことも思んばかれるんですな。
江戸時代の人々の生活としては、食べる物が十分ではないから太った人はまずいません。その上、移動手段もよほどのことがない限り自力でまかなう以外ないから、歩く、歩く、動く、動く。
太る暇はなかったのです。
現代に生きるわれわれは、少しでもいいから江戸時代に生きた人々の真似をしなければならないと思う次第です。学ばなくともいい。まねればいい。そうすれば運動不足は解消され、メタボも解消と言うことになるはずだ、と思いますです。はい。
(島本和彦)