狛江の3、2、1。

 

「どちらにお住まいですか?」とよく聞かれることがありますが、みんな知らないことが多い街・狛江。

ですから説明するときには、「成城学園はご存知ですか? そのお隣です」と言いますと分かってくださいます。

狛江市は市としてはまず、市内の狛江第4中学が合唱コンクールで何度も金賞を受賞したり、音楽家も多くお住まいだった所から、「音楽の街狛江」を1つのムーヴメントとして推奨し始めたものがあります。

もう1つ、市内在住の書家、小池邦夫さんが長らく行っていた「絵手紙運動」が有名であり、駅前の広場に「絵手紙発祥の地・狛江」と表したパネルがはってあります。小池さんは年間2万枚くらいの絵手紙を友人に送ったというのですから、凄まじい執念です。

このように文化的に素晴らしい動きがあると同時に、狛江は面白い特徴を持った街だということを市民の皆様、または狛江を知らない方々にお伝えしたいと思います。

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つい最近まで、狛江は全国の市の中で3番目に面積の狭い市だといわれていました。

平成の合併でこれ以上小さな市の生まれることはまずないだろうと、そして安泰だろうと思っておりましたら合併がそれを崩してくれました。

それまで、1位が埼玉の蕨市、2位が同じく埼玉の鳩ヶ谷市、3位が狛江市…だったのですが、鳩ヶ谷市が川口市と合併してしまい2位に格上げになってしまいました。

詳しくはリンクしているウィキペディアをご覧ください。

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まあ、小さい、狭いというのが売りということはどうなるか?

狛江の置かれた地理的位置を考えると新宿まで20分、渋谷も30分、二子玉川まで20分、成城学園まで5分。電車やバスでの所要時間です。ですから便利だということで人が集まってきます。かてて加えて自然が豊富で緑が多い、川もある住宅街だということで大人気。

多摩川で川崎市と接し、野川で世田谷区と、そして調布市とも接しています。市のほぼ中央を小田急線が通っているので駅近辺はマンションが乱立。結果、人口密度が東京で2位と言われています。

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さて1位はというと、大きな会社はほとんどないという市であり、多摩川の河口から25km位上流に位置する東京都下の何の変哲もない街。だけど、電話の局番は03だという不思議な市です。

そして、ここにやはり一番があるんです。
狛江市民ののんびりさ加減と、穏やかな土地柄を表したものが…。

そう、古墳が東京都で一番多く存在するのです。

お江戸の昔から「狛江百塚」と言われていたそうで、まさかそんなにはないようですが、多いことをあらわすのに百という数字をつかったのでしょう。川の端には、太古の時代から人間が住むようになっていますからね。古墳で1位というのは結構誇れますよね。

住んでいる住民は皆さん結構気に入っておられる人が多いようです。

(島本和彦)

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